トゥインクルレビュー
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概要

メーカー F&C・FAIRYTALE
発売日 1999/11/19
原画 江森美沙樹、藤井純生、あさの
シナリオ 宮村優、素浪人、トイノケダイスケ、雨城弘明
CAST
倖月美和(雛岸希役)、長崎みなみ(上小園繭役)、大津田ひろみ(織原聖役)、
里見はるか(守桜静夜役)、あかがわまき(鈴鳴マミコ役)、関和美(音羽早苗役)、
江幡育子(ポチャ役)、森野ことり(上小園茜他役)

 

キャラ別感想

□雛岸希
メインヒロインにはふさわしいキャラであり話でした。が、特に飛びぬけた魅力を感じ なかった。悪くはない、悪くはないのだけどね〜。

□上小園繭
心を開きだしてからが本領発揮。私がこの声優さんを好きなこともあり、堅いイメージが 抜けてくる時期に毎朝お越しに来るので幸せになります。起きてくださいア・ナ・タ、の シーンはその後に恥ずかしがる繭ちゃんも見れて最高でした。ラストの、結婚しようか、 と言うシーンの前後はかなり甘いテキストで本当に繭ちゃんは変わったな〜。

□織原聖
気軽に話しかけられる友人、という印象が強くてどうも盛り上がらなかったかな。

□守桜静夜
何といってもその尋常ではない恥ずかしがり方が目に付きます。モデルだからか、 私服、レッスン服、浴衣、デート服、と全ての立ち絵が決まっていました。可愛すぎ。 エピローグで、モデルショーが終わった後に婚前旅行をしている時の静夜が、それまでの どもったりスクラッチしたりする静夜ではなく、主人公と普通に話せていてこれはこれで いいなと。オマケシナリオでの色々な役どころを演じていたのには脱帽。

□鈴鳴マミコ
覚えていない。

□音羽早苗
オマケシナリオを見ると、さらに早苗さんが主人公をどんな風に思って過ごしてきたが わかるので、余計に日常会話をしている時に2人の間に流れる微妙な間や、想いが爆発 する告白シーンは切ないですね〜。

 

まとめ

一番好きになったキャラクターは静夜ちゃん。もう話しているだけで楽しいし、一つ一つ の反応が可愛すぎです。会話が楽しいのはこのゲームの特徴でした。目的がスカウト だから、趣味や性格から好きな食べ物、特技など相手のことをもっと良く知りたいという ことを前提に話が進み、結果彼女たちの魅力がわかる構造。私は攻略を見ながらクリアー したので、一度もつまらずにクリアーしましたが、これは何も見ないでやったほうが明ら かに楽しいですね。各ヒロインのことを聞くために1日に何回も選択肢が出てくるので、 しかもトゥインクルナビも使用するときもあるから、それらを選んだ時の反応を考えると より彼女達のことを知ることが出来るし。女の子と仲良くなる過程、今彼女を狙っていて こちらに対する反応が乏しいものか好印象なのかがわかりやすかったですね。 ただ女の子受けしそうな選択肢を選ぶだけではダメで、その娘の性格を考えて 選ばないと好感度が上がらないという。何だかVCシリーズを彷彿させるものですな。 絵もVCに関わっている人達がいたので親しみが持てやすかったですし。希、繭、静夜の 部屋での会話CGは、そのシーンの会話も相まって、恥ずかしがったり帰ろうとすると まだいてほしいようなそぶりを見せられたり、と非常に良いものでした。シチューは良くも 悪くも純愛として平均的でしょうか。シナリオ展開での盛り上がりによっては、単にどう 攻略しようかという選択肢でも悩んでしまうほど興奮できるものもありましたが。 不満と言えば、せっかくみんな顔見知りだったのだから、もう少しみんなが絡む、 せめて希と早苗のように複数で絡む展開が見たかったな〜。

 

2004/1/20 Tue.

 

プレイ感想記

2004/1/9 Fri.

まずは1週間だけ進める。アイドル系ですが、育成ものでなくさらにその前の段階の アイドルの卵を見つけようとするスカウトもの。最初はマミコちゃん狙いで。性格は 悪くないし会話も楽しいのだけど、どうもパッとしないな〜。

 

1/10 Sat.

マミコちゃんクリアー。やけにあっさり終わりましたな。悩みを聞いてそれが解決する 前に、マミコちゃんが主人公が実はスカウトで、仕事の期間が終わるから帰ってしまう のを聞いて、結局何だかんだで告白してその場で攻略するとは。あの悩みは一体。 ただ、主人公がマミコちゃんのことを心配してくれたのがマミコちゃんにとって フラグだったと。そういえば、ここのゲームがおき楽明るく手ごろに攻略出来るゲーム だということをすっかり忘れていました。

 

1/11 Sun.

静夜ちゃんシナリオ進行中。少し気のある発言や選択肢を選ぶと、恥ずかしがって どもったりスクラッチしたりするので反応がいちいち可愛い。彼女は私服姿でもレッスン 服でも立ち絵が決まっていますな〜。

 

1/13 Tue.

静夜ちゃんクリアー。轟沈。終始、静夜ちゃんの性格の良さを見せ付けられていました。 反則的に可愛い。前回挙げたことは当然として、仲良くなってくると、恥ずかしながらも あちらから主人公を誘うとするのですが、なかなか切り出せなくて、結局主人公が言い 出してから嬉しがるというパターン。本当はずっと一緒にいたいので、夜、部屋に遊びに 行って帰ろうとすると、まだ帰って欲しくないと思っていても、どうしても言葉に出て こない。しかも、主人公も意識しているわけでなく、静夜ちゃんの気持ちには疎い王道的 鈍ちん君。なので、プレイしている私としては、ただただ静夜ちゃんの仕草に魅入って しまうわけで。最後のスカウトばれしてしまうところは、主人公がほとんど関わること なく静夜ちゃん1人で答えを見つけてしまったので、物足りないと言えば物足りなかった のですが、シチューが美味かったのでそのような考えは頭の中から消えました。3週間も 一緒に行動していたことにより、そこに至る過程の蓄積は十分すぎるものでしたので、 シチューそのものは薄いのでしょうが、私にとってはその直前の告白シーンからの流れで 特に関係なし。他のゲームの感想でも何度も言っていますが、薄くても過程がしっかり していればいくらでも気持ちは入れます。相変わらずこうした顔だけドアップCGで告白 される古典的な方法に弱いです。シチューの内容はマミコちゃんと同じCG2枚で、その うち1枚が前座の部分、そこだけで差分がかなりあります。やはり攻略中に選択肢が あると、どれを選べば絵的に決まるのかを考えるのが出来るので燃えますな〜。傾向として私は 下から切り崩す派ですね。あまり胸には執着しないので。静夜ちゃんも恥ずかしがって いたので満足。

 

1/14 Wed.

繭ちゃんクリアー。やはり、主人公に段々と心を開いていき、表情が豊かになって印象 まで変わる展開というのはいいものですな〜。繭ちゃんみたいな堅そうというか、達観 しているというか、姉にコンプレックスを持っていたからどこかつんけんどんな感じ なので尚更そう思います。スカウトばれした後の展開も静夜ちゃんのときよりも、一方的 でなく相互に話し合ったので納得できるもの。悩みの解決もきちんと主人公が関われた 気がしますし。騙された気持ちがあっても、それを覆すくらい既に主人公のことが好きに なっているというのも凄いことです。でも相変わらず主人公から告白はしないのね。 その気にさせる会話は巧みなのに本人に自覚がないのがウケる。繭ちゃんのモーニング コールは、その生真面目な性格を反映したもので、さらに彼女が主人公を意識してからは、 中々に楽しめるものでした。ただ、CGによって絵のバラツキが多かったのが残念かな。 シチューは例によって薄い。あ、でもレッスン服でしたね。あまり見られなかったけど。

 

1/15 Thu.

聖クリアー。他のキャラと違って、何かの壁にぶつかって悩む話ではなかったので、少々 とっつきにくかった。このシナリオだと聖も言っていましたが、主人公が聖に対して 真面目なのかいつもの自然な態度なのか判断がつきにくかったですね。聖が、選んだ 選択肢にどう影響しているのかわかりにくい性格なのもあるけど。笑って軽くあしらわ れるときもあったので。今考えると、聖が告白のときに、実は主人公の言動をどういう 風にとればよかったのかわからなかった、と言うのも納得。本当ならこの告白シーンは 聖が今までにないくらい素直になるところなので、盛り上がる場面になるはずなのに、 どうも3週間ずっと2人のやりとりがあまりにも親友関係のやり取りだったし、何より 唐突感が強くて流し気味になってしまいました。もう少し気持ちの変化がわかる伏線を 張って欲しかったな〜。これは私が選んできた選択肢も影響しているのでしょうけど。 そういうわけで、シチューはあっという間に感じました。良かった所といえば、せいぜい未熟な フェラーリ運転ぐらい。過程に興味がないとこんなものです。スカウトばれの イベントは結構重要な役割を果たしていたのだなぁ、と聖をクリアーして思う。

 

1/16 Fri.

希ちゃんシナリオ進行中。1週間だけ進める。私服の立ち絵がイマイチなこと以外は好感触。 他の娘と違って彼女は主人公がスカウトだと最初から知っているので(それを主人公は知ら ないけど)、ラストをどう転がすのかには期待。主人公は相変わらず口が巧い。本心から 言っているのだろうけど、よくそうすらすらと臭いことを思い浮かべるものです。

 

1/17 Sat.

希ちゃんクリアー。流石にメインヒロインだけあって、CGは一番使っていたし、最後の 結婚式も登場キャラクター全員から祝福されたりと栄えあるものでした。ストーリーも ソツがなかったし。ただ、特別何かが良かったわけでもありませんでした。悪くはないの ですよ。悪いところは本当に前回挙げたように私服の立ち絵くらいです。標準的、普通、 ベタベタ、敷かれたレールの上を走っているかのような展開、と確かに綺麗にまとまって いるのですが感想はと聞かれるとこれらの言葉が浮かんできてしまいます。不満ではない が満足もしていない、といった感じかな。流星を見るシーンで芸能界に入りたい理由を 聞くところや、突然の早苗さんの告白から希ちゃんの嫉妬へ至る流れ、希ちゃんとの会話 の根底にあった昔約束したこと、等見所が随所にあったのも事実。あれかな、盛り上がり が予想できる範囲だったからでしょうか。鍾乳洞で雨宿りする日に好きな色を選択する ことで、攻略時に希ちゃんの下着の色が変わっていたのを主人公に言及して欲しかったな〜。

 

1/18 Sun.

早苗さんクリアー。素直に泣ける話。希ちゃんのシナリオで伏せられたままだった主人公 との過去の出来事がわかって否応にも盛り上がる。早苗さんをクリアーして思いましたが、 希ちゃんのシナリオと関わりあいながら進行してくれれば、どちらも相乗効果で面白く なったかも。早苗さんの方は単独でも良かったけど。想い人がずっと溜めていた気持ちを 打ち明けるという展開はいいですな〜。こういうのに弱いのですよ。希ちゃんも同じと 言えば同じだけど、彼女の場合はたった一回こっきりの出会いで交わした子供の時の約束 を胸に秘めていたのに対し、早苗さんの場合は同じ時間を共有してきたわけだから、その 分重さが違います。希シナリオで既に早苗さんがまだ主人公のことを好きだと知っていた から、普段の会話でもその気持ちがよくわかるものでした。主人公の真面目なのか からかっているのかはっきりしない態度に、大人の対応で軽く流したり時には本音が 出たりして早苗さんの想いが垣間見える。しかも、早苗さんの事故という二人の関係を 変えてしまった出来事があるので、余計に両者とも想いが募っている。再会から戻らなく てはならない日までの間で、特に最後の一週間で早苗さんが一番だということを改めて 強く思いながらも、どうしても事故の責任を感じずにいられない主人公の気持ちと早苗 さんの気持ちのズレを埋めていくお互いの告白シーンはかなり感動的でした。こうなると シチューの味が例え薄くても大丈夫なのです。正直、早苗さんの方が主人公より待って いたという感覚が強いので、ようやく結ばれたという心から出てくるセリフはドキドキ必至。

 

1/19 Mon.

オマケシナリオを見る、早苗さんのクイズも解答してCG追加、BADENDも見てこれで フルコンプ。ConguratulationsのCGも見ることが出来ました。オマケシナリオは相当 笑わせてもらいました。ホームドラマは、早苗さんは本編とそれほど変わらない性格 なのに、希と繭のあまりの変わりようだし、声優さんも同じ人なのに声まで変えている ので、ギャップがすごい。この2人から、しかもこの声でお兄ちゃんと呼ばれると 堪らないものがあります。低視聴率だから打ち切りと言っていたけど、単なるネタ切れ もしくは時間切れのような。早苗さん物語は良かったです。本編も充分良かったのに、 さらにここで主人公がトゥインクルにやってくる前の早苗さんの心情をやるので、感情 入りまくり。聖の話は、ポチャが恐ろしかったね〜。あの憎たらしい顔が頭から離れ ません。静夜ちゃんの話は、呼び方によってシナリオが変わる短編もの。これも声が あってこそのネタですね。最後にキャラクター紹介のコーナーも除いて見ました。 話を聞いていると気付かないところで色々と隠し要素が働いていたようです。ヒントだけ だと通ってきたのかすらわからなかったのが残念。攻略を見ながらクリアーしたので、 繭が実は一番難易度が高いと聞かされて驚きました。静夜ちゃんがオマケシナリオと同じ ネタで持ってきたり、最後まで会話が弾まないと小声で不平を言ったり楽しかったな〜。

 

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