とらいあんぐるハート2
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概要

メーカー JANIS・ivory
発売日 1999/7/30
キャラ原案:都築真紀  作画:かっちん、川崎哲也、サトウシンヤ
シナリオ 都築真紀
CAST
遊魚静(槙原愛役)、鳥居花音(椎名ゆうひ役)、夏野向日葵(陣内美緒役)、
藤澤暁(仁村真雪役)、日向裕羅(仁村知佳役)、睦月里緒(神咲薫役)、天川遥(十六夜役)、
大塚真桜(岡本みなみ役)、音乃菜摘(リスティ役)

 

キャラ別感想

□槙原愛
早くくっつきすぎたこと以外は不満なし。昔の思い出を絡めたイベントがもう少しあれば 良かったかな。極度の天然さんで耕介への告白も自分では気付かないうちに口にしていた というボケっぷり。着物のシチューは美味しく頂けました。

□椎名ゆうひ
関西弁はやはりそれだけで強烈なファクターとなりうるなぁ。普段はその性格と口調から ひょうきんとか軽い感じとかにしか見られない分、耕介に対して本気の気持ちをぶつける ときの真面目関西弁がとても印象に残る。愛を語る言葉はクサイですが、ゆうひの喋り方 なら充分に許せるのです。誰かが死ぬとかファンタジーが入っているとか明らかに泣かせ に来ている要素ではなく、ただキャラ同士の恋愛模様を眺めているだけで泣けるとは 思わなかった。EDは逸品。

□神咲薫
徐々に笑顔を見せてくれるようになっていく様が可愛い。付き合い出した後も表面的には 変化ないかと思ったらきちんと耕介のことを信頼しているところとか。ポニテも最強です が髪を下ろした姿はもっと最強。

□陣内美緒
攻略要素が薄すぎましたね。仕方がないですが。せっかくの大人の体も思考が子供のまま だと使えません。全体的に寮のムードメーカーの役割として楽しめました。

□仁村真雪
なんだかんだいってもきちんと耕介のことを見てくれていたのが愛らしい。惚れた女の 弱みというやつでしょうか。攻略を自分も楽しむために練習しようとする姿勢が良かった。 必要以上にベタベタしないところも。性格が良く出ています。でも彼氏が出来るのが 初めてだったときのうろたえぶりは笑えるものが。

□仁村知佳
可愛いの一言では済ませられない超絶魅力キャラ。お兄ちゃん思いの最高の妹的存在。 その言葉・行動の一つ一つに相手のために役立てようという優しさが溢れています。その 行動をする理由がわかるともう可哀想というか愛でる気持ちしか出てきませんな。 あの夏の海の出来事からお兄ちゃんを異性として意識しだしたのだろうけど、お兄ちゃん は妹としてしか見てくれない。それでも心を捕えたいから無邪気なフリをして積極的に 触れ合いに来ていたのだから健気。耕介も実は意識してきたことをその能力からわかって しまい、告白そして予定ステップを飛び越えて攻略にいたった過程はかなり盛り上がり ました。やはりシチューを食べている時に会話は必要ですよ。

□岡本みなみ
元気娘で力持ち、そして大食漢とインパクトはあるけれど他と比べてしまうと少し弱め。 立ち絵のクォリティでイベントCGも統一して欲しかったな〜。

□十六夜
とてもとても優しい人。慈愛の象徴。好きになるというより、惚れてしまったという感覚。 急がずにじっくりと二人の時間を作って進展していく様が良かったな〜。メインヒロイン のなかでは美緒の次に攻略回数が少ないですが、盛り上げ方がうまくそんなことは微塵も 感じさせなかった。

□リスティ
攻略する必要はなかったと思います。さざなみの中に溶け込んでいく過程はハラハラしな がら見ていましたが。

□千堂瞳
まさか前作に続いて攻略出来るとは。瞳の性格がどうだったのかがわかり、前作の補完 という形に近かった。

□井上ななか
瞳先輩と違ってこちらはよくぞ攻略させてくれたといった感じ。それだけで満足。

□藤田望
せっかくEDがあるのだから攻略させて欲しかったな〜。

 

まとめ

お気に入りのキャラはゆうひ、知佳ちゃん、真雪さんの3本柱で決まり。くっつくまでの 過程とその後のラブラブ展開で特にやられたので。三者三様で告白イベントのときは 切なさがこみあげてくるものでした。美緒とみなみちゃんをやっていた序盤 は正直前作のほうがよかったと思っていましたが、結果を見れば勝るとも劣らない満足度 でした。明らかに良かったのはキャラの多さと期間の長さですね。しかもみんな同じ場所 に住んでいるので、キャラのかけあいも前作以上にボリュームがありました。そのため、 前作の強みであったキャラの魅力がさらに際立っていました。また、期間が長くなった ことで辺に不自然を感じさせるイベントも少なく、ヒロインとの絆を深める過程も気持ち を盛り上げるものでした。明らかに劣っていたなと思うのが攻略時の盛り上げ。やはり、 せっかく複数回あるのだからその時々の心情は違うわけで、その気持ちをぶつけ合う会話 のやりとりをしながらの攻略をするキャラが少なかったのが残念。それと選択肢の絶妙 さも少なかったかな〜。それでも恋愛模様に関しては確実にパワーアップしていました。 キャラが多い分誰かしらツボに入るキャラが出てきます。

 

2005/7/24 Sun.

 

プレイ感想記

2005/5/27 Fri.

最初の移動が出来るところまで進める。寮の中のキャラ紹介は終わりましたが、OPを見る 限りまだまだいるようで、今作は前作より攻略人数が多そうです。とりあえず何故か 嫌われている美緒ちゃんから進めていこうと思います。

 

5/28 Sat.

美緒からマスターキーを貰って認められるところまで進む。他にも知佳ちゃん、真雪さん からも貰う。美緒がどうして主人公を追い出そうとしていたのかがわかり一件落着。 正体についてはまだ謎が残ったままだけど。仲良くなった後は完全に遊び仲間ですな〜。 むしろ知佳ちゃんの病状のほうに驚いたり。遺伝とかそういうレベルの話なのだろうか。

 

7/9 Sat.

美緒を狙っていて管理人代理の期間が終わったら唐突に誰ともくっつかないさわやか BADENDに行ってしまいました。くそう、まさか全員の信頼を勝ち得てマスターキーを 手に入れないと先に進めないのか。とりあえずもう一度再チャレンジ。今までは美緒に 会ったらすぐに終了していたのを他のキャラとも満遍なく会うようにする。無事に全員分 のマスターキーを手に入れ第1部を切り抜けました。それにしても美緒や知佳ちゃんだけ でなく薫まで設定がすごいですな。代々続くお払いの家系ですか。それに剣に宿る魂が 人間の姿に具現化したりして、もしかしてこの十六夜さんも攻略対象なのか。ようやく 第2部に入り新入者も2人入って自己紹介したところでやめる。その中の一人の椎名 さんが個人的にクリティカルヒット。外見はあれだけ清楚で可憐でいかにもお嬢様という 雰囲気なのに、喋りだすとまさか関西弁だったとは。やられました。にしても、この時点 で新キャラを二人も追加するとは、もしかして第1部は攻略ルートに関係なく、ただ キャラのみんながどういう人たちなのかを知ってもらうための単なる紹介話だったの でしょうか。真面目に攻略を考えていた私は一体。

 

7/10 Sun.

新しく寮に入ってきた2人からもマスターキーを貰う。知佳ちゃんや美緒など、住人の 秘密も共有しあってようやく対等になったという感じかな〜。一応、当初の目的どおり 美緒狙いでいっているのですが、とらは1と同様で相変わらずフラグが立っているのか 好感度が上がっているのか見分けがつかない話の展開。1週間やるいろいろな住人さんの 仕事を手伝うイベントはこの先に関係してくるのかな〜。成功するのも失敗するのも ランダムな気がするのですが。

 

7/11 Mon.

美緒が大きくなったところまで進む。ありなのか、これはありなのですか。流石に いきなりすぎて思わず吹いてしまいました。まぁ、これで美緒シナリオに入っている ことはわかったので一安心ですが。狙っていない娘たちに彼氏が出来て、その話で 盛り上がっている中、美緒が大人になろうと決心した理由はやはり耕介が絡んでいるのか そうでないのか。少なくとも大きくなったのは美緒が早く大人になりたいと願ったから なのは間違いはなさそうだけど。なるほどね〜、子供姿では無理でもこのグラマーな 姿なら攻略出来るということなのかしら。

 

7/12 Tue.

美緒クリアー。それはないですよ美緒ちゃん、といった感じ。確かに成長した姿で 攻略は出来ましたが、あまりにも薄味すぎます。やはり中身が子供だから仕方が ないのかな〜。ストーリー展開も正に少女が大人の女になるとはどういうことなのか 真剣に悩む方向で進むと思ったのに、あっさり決着がついて肩透かし。美緒が自分の 気持ちに気付いてしまったところは盛り上がったのになぁ。その後の望ちゃんとの三角 関係は、美緒が気持ちの整理を早くつけてしまったため修羅場や葛藤のシーンが少な かったのが残念でならない。耕介が美緒を大事に思う気持ちは、これがきっかけという ものはなかったですが、約1年という期間を一緒に過ごしてきた場面を見てきたので、 その気持ちが積もっていたことは想像しやすかったです。

 

7/13 Wed.

元気バスケっ娘のみなみちゃんを進行中。素直なのが可愛いですな。いつも通り 好感度が上がっているのかわからないので、イベントが少ないように感じます。 それよりいきなりとらハ1の瞳先輩が出てきて、しかも耕介の元彼女だったと 明かされてかなり衝撃が。なるほどね〜、初めてではないととらハ1のとき真一郎に 言っていたけどこういうことだったのか。瞳先輩のほうに流れてはみたいけど、今は みなみちゃんを狙っているのでとりあえず置いておきます。

 

7/14 Thu.

みなみちゃんクリアー。美緒の後だったので攻略回数に不安がありましたが杞憂でした。 やはり美緒が少なすぎたのですな。でも、薄かったのは変わりませんでしたが。攻略中の 会話のやりとりが少なくて場が盛り上がらないのが残念。「は」と「あ」と「い」と「や」しか みなみちゃん口に出していませんよ。とらハ1でもそういうキャラが一人いた気が しますが、基本的にそれだけだと何も感じるものがないのです。勿論、声優さんが 上手かったり、テキストのボリュームや作画CGがよければ大丈夫なのですが、 お世辞にもそうとは言えないし、そこがこの作品のウリでもないわけですし。それでも、 初めのころは棒読みで下手な演技だなぁと思っていたのが、回を重ねるごとにきちんと らしくなっていったのには感心しました。こういう変化があると、ああ二人の絆は きちんと深まっているのだな〜と感じるからです。ストーリーのほうは、みなみちゃん 自身がはにゃ〜んな性格なので大きな波乱もなく、さわやかあっさり風味で終わって しまいました。さとみ先輩がスカウトに来ているとみなみが最後まで知らなかったので、 話の展開に膨らみが足りなかったかも。耕介の愛情を一心に受けていつも幸せそうな笑顔 を見せていたのが印象的でした。ただ、二人だけでいるときにあだ名で呼ぼうと決めた はずなのに、みんなの前で普通に呼んでいたのには首を傾げます。さらにそう呼んでいる のに二人がくっついていると気付くイベントがまるでなかったのが勿体無い。

 

7/16 Sat.

サブヒロインの望ちゃん、ななかちゃん、瞳をクリアー。まさかこの3人のエンドがある とは思わなかったな〜。望ちゃんは大人になってからの攻略シーンがなかったのが残念。 でもずっと小3のときの体型を維持しているのは凄いです。耕介のあぐらの上に乗っけ られて恥ずかしながらテレビを一緒に見ているCGが個人的に好き。
ななかちゃんは前作でも登場していて、真一郎の親友の彼女という設定で攻略出来ず とても悔しい思いをしました。それが今回攻略出来るようになったのだから偉いです。 1のときも思ったけど、この娘は周りがきちんと見えて行動できるから好きなのだよな〜。 それでいて真っ直ぐだから好感度は高め。相手に尽くすというタイプではなく、適度な 関係を保ちつつ相手と対等な関係になりたいと付き合うこの姿勢はモロ好み。サブヒロ 3人組のなかでは一番シナリオが長かったですが、どうせならメイン級の扱いをしても よかったのではと思わせるほど魅力あるキャラ。
瞳ちゃんは前作でも攻略出来るのに、今作では主人公を変えて攻略出来るのだから2度 おいしいキャラです。真一郎の前ではもうほとんどおしとやかで通っていましたが、まだ 過去の話なので耕介の前では少し行動派のイメージが強く見える口調です。純粋に瞳 ちゃんの背景にはこういうことがあったのだなと思えるシナリオでした。ななかシナリオ だときちんと真一郎とくっつくようで、そのノロケ話はかなり笑えるものでした。

そして薫をクリアー。1部のころからいい雰囲気を作っていた二人。立ち絵からは薫の笑顔 がとても可愛いというのは判別がつきにくいですが、耕介の喜びようからそのよさが 伝わってきました。自分がやっていることと使命の中で悩み心苦しくなる状況を耕介が 認めてくれたことで助かったわけで。ただでさえ傾いていた(告白イベントのときに会った 初めのころから好きだったと言っていたし)気持ちがグッと耕介の方に寄せられた展開は その流れがわかりやすい演出でした。立ち絵だとわからないのですが、イベント絵になる とその可愛い笑顔というものを否応無に認識させられます。例によって攻略回数は多けれ ども、それほどテキスト描写が濃いわけではないのですが、そのときの初々しい反応と 表情だけで充分元は取れました。初めて上になったときは嫌がっていたのに、2回目の ときはもう順応したりでツボ突くな〜。みなみちゃんのときにはなかった住人に二人の 関係がばれて問い詰めをくらうイベントがあって楽しかった。やはりこれがなくては。 普段は強い信念を持って行動しているのに、その実触れれば折れてしまいそうな心弱い 軸を持っていて耕介に助けてもらっていて、それでいて耕介のことを第一に考えてくれる 健気さを持ちつつも決して飾らない薫がよいです。

 

7/17 Sun.

十六夜さんを進行中。剣に宿り実体化できる盲目の霊というのも特徴のあるキャラです。 常に優しい笑顔と言動が見られるので幸せな気分。

 

7/18 Mon.

十六夜さんクリアー。薫にも十六夜さんが恋しているとばれていたりと耕介との関係は 私が見えないところでずっと良好だったのだな〜。霊剣を攻略出来てしまうのだから凄い ことです。御架月とのイベントは薫ルートでその背景設定はわかっていたので、シナリオ 展開は違うといってもそれほど驚くようなことはありませんでした。ただ、十六夜が霊剣 になる経緯がこちらでは回想としてあったので補完できた感じですね。耕介が十六夜さん の優しさに触れて段々と好きになる過程は良く出来ているほどわかりやすかったのですが、 十六夜さんが耕介を好きになる過程が少し見えにくかったのが残念かな。途中までは薫を 中心に耕介を見ていたし、桜の花見をしていたときも直前まで神咲のお子達への思いを 語っていたので、耕介の気持ちにいきなり応えてくれたのには驚きました。でもまぁ、 シチューが美味かったので気にならなかったのですが。回数は3回と少な目。しかし、 今まで一番よかったですね。声の演技に感情がこもっていましたし、ようやく会話 しながら攻略しましたし、ビジュアル背景が華麗でした。この人自身おっとりした優しい 性格なので、攻略時でもそういった気配りが出てくるからよい。フェラーリを運転する ときの表情はかなり最高。

続けて真雪さんクリアー。ああ〜、もうこの人好きだわ。真雪さんの魅力は耕介が劇中で 散々語ってくれているし、私もまったくそのとおりだと思うので改めてここで書きません。 住人のなかでは一番最速で攻略出来るキャラであり、かつシナリオ期間が今までで一番 長い人。さっぱりとした付き合いでありながら、求め合う時は激しく求め合い、みんなの 前ではベタベタせずいつも通りにどつきあいをするいい仲。耕介が真雪さんのことを 気になると本人の前で言うと、本気で私なのか間違いじゃないの、と告白されたことに 嬉しさを隠しつつ動揺を隠さない反応するのが可愛い。攻略シーンも愛情表現が普通と 異なっていて、見た目は全然甘々でもなく楽しむためにやっているのに、その二人の やりとりからは確かにお互いを想う気持ちが伝わってくるからよい。耕介の男の夢を 何回か叶えてくれたり、大雑把に耕介を扱っているかと思えば実のところきちんと考えて くれていたりと嬉し恥ずかし気分。経験豊富かと思ったら実は初心者だったことが わかるまでの展開を、もう少し掘り下げていたらもっと感情移入できますね。あれだけ サバサバしているのにちゃんと耕介を好きになっているのがわかる態度を示してくれる のがよい。知佳とのケンカから仲直りするシーンは涙なくして見れません。

知佳クリアー。いい子や、なんていい子なのでしょう。今まで色々な妹キャラを見て きましたが、私の中で間違いなく上位に食い込むほどの強烈さ。告白イベントは姉に 匹敵するくらい好き。お互い相手を大事に想うようになっていく過程が見えたので、 無事に結実したシーンはちょっとした感動。兄として妹を見る感覚から知佳ちゃんを 一人の女として見えてしまう過程、大好きなおにーちゃんからこの人ならすべてを受け 止めてくれる自分を一番想ってくれる人だと気付く過程。知佳ちゃん良かったな〜。 元々甘え系のキャラだから、恋人同士になってからのラブラブぶりは目も当てられない 感じ。攻略シチューにもそれは受け継がれていて、もうようやくとらハらしいものを 見られました。これを待っていたのですよ。この甘ったるくてそれでいてねちっこい この味を。それにまた声がよいのですよ、声が。他のキャラがほぼ文章どおりにしか 喋らないのに、知佳ちゃんはそれ以上の意味を取って喋ってくれるものだから耳を傾けず にはいられません。リスティとの超能力バトルはかっこよかった。各イベントCGも 大人びた表情が多くて惚れる。

リスティもクリアー。耕介はいいのかな〜、これほど小さいキャラを攻略してしまって。 耕介がリスティをはっきりと好きになったと自覚した瞬間がなかったのが残念。リスティ に告白されて攻略した後もしばらくは寮の管理人として大事にしていたからどうも攻略が 盛り上がらなかったかなぁ。心が読めるのでリスティはそれでもいいと思っていたのかも しれないけど。まぁ、リスティも精一杯頑張っていたからいいか。「作業じゃない。愛情と 言え」けだし名言。リスティとなんとしても仲良くなってやろうと奮闘する様が面白かった。

 

7/19 Tue.

愛さんクリアー。ラブラブぶりは知佳以上にありました。この人の喋り方の特徴で、語尾 に「ですー」「ますー」「はいー」がつくのは耳に残ります。真雪さんと同じくらいの早さで 付き合いだしましたが早すぎた感が否めません。もともと二人ともお互いを想っていた わけだから、もう少し期間を置いて募る過程を見せたり、(ここが一番の不満なのですが) ゆうひと三角関係を構築してもよかったな〜。真雪さんとあれだけ早く付き合えたのは、 彼女のサバサバした性格があってこそであって、一番ラブラブする愛さんとの付き合いが これだけ早いとストーリーの展開にも起伏がなくてただそれを見ているだけとなり印象が 弱くなってしまいます。とらハ1の小鳥ルートと似ている感じがしました。リスティの 入寮イベントも知佳とリスティルートでやっているので展開がほとんど同じで目を見張る げきところはなし。せっかく天外孤独の身という設定があるのだから、それをしつこい くらい前面に出しても良かったかも。思い出したように振られると、今までの愛さんとの やりとりからは突然すぎてついていけないときも。攻略シーンはいたって普通。これ以上 ないくらいいわゆる平均的及第点。平たく言えば特徴なし。ただ、メインシナリオだけ あって、最後のプロポーズイベントは全員集合して迎えてくれたのが良かったな〜。

 

7/23 Sat.

ゆうひクリアー。待っていた、私はこれを待っていた。愛さんのシナリオより私はこちら をメインシナリオと考えますね。出会いの衝撃から仲良くやっていこうと地をバラし どつきあいコンビとして親友として認め合い何回か出かけていくうちに互いに相手のこと を意識している様子がわかる。そして夏休み最後の日の言うしかない雰囲気となってから の告白イベント。耕介が、いつから待っててくれたの、と海から遊んで風呂を交代に後で 入った自分のことを聞いたのかと思ったら、ゆうひの反応で違うとわかる。しかもその 前にあったゆうひをいつから意識しているかという選択肢ときちんと連動していたのが やられました。付き合いだしてからの二人の甘々な関係は知佳のときと同種でかつレベル 的にはそれ以上。特にゆうひが好きな人の前でしか見せない耕介への甘えっぷりはもう 悶絶クラス。みんなに隠れて2人でいる時間を作るために、寝坊助なのに耕介が起きる 時間に合わせて起きてきて朝食の準備をしたり、耕介が自分のお昼を用意しないように 弁当を作ってくれたり。みんなにはとっくにばれてしまっていたほどのいちゃつきぶり。 攻略も決して濃いとは言えずしかも速く終了してしまうのが半分ほどありましたが、その 行為に至るまでの過程が気持ちを乗らせるものだったので許せる。終わった後のまどろみ CGがこれまた可愛いのです。ゆうひがどれだけ耕介のことを好きなのかをことあるごとに 態度や言葉で示すのがまたくるものがあります。他キャラと違ってそういう表現に 控えめなくささが入っているのがミソ。うちをすっぽり抱きしめられる腕を持ってるとか、 好きでい続けられるよう互いに今と変わらなければ今以上に大好きになれるとか。好きに なった理由が明確ではなくいつの間にか気付いたらというのも。あまりそういう展開は 好きではないのですが、この2人の関係を見ているとああそれもありだなぁと思わせて くれます。愛さんのシナリオと違ってラブラブしていたのが突然ギクシャクする障害が あったこと。とらハ1では結構唐突さがあった展開ですが、今回ばかりはその発生から 解決までお茶を濁すことなく進んでようやくこの完成形を見た感じ。夢と大好きな人を 同時に選択できないという王道的展開で、関係が微妙になってケンカもして最後にお互い の気持ちを再度確かめ合ってしばしの別れをする、といったものでしたがまったく イライラすることなく見れました。それは多分二人の気持ちに嘘はなく結末がわかって いて、だからこそすれ違っていたからかな。あとはどういう風にこの展開をしていくか 見るだけだったので。ゆうひが本心は留学したい、でも大好きな人と離れ離れにはなり たくない気持ちを吐露する場面で、自分のペースと同じ速さで愛してくれたのは初めて だったというセリフはとても印象に残りました。別れのシーンでみんなと思い出作りを し、旅立ちの日に別れのキスをしてはまた戻ってきて抱きしめあって泣かせる。そして EDの演出にやられる。二人が関係を築いていたときに必ず節目節目に出てきた自作歌の 伏線がまさかEDソングで使われるとは。しかも歌詞も本編で言っていたものだったし。 聴いていてマジ泣き。特にゆうひシナリオがとてもすごい感動要素があったわけでもない のに、流れてくる歌詞が正に出会いからの二人のことを歌っているようでそれまでの流れ がぶわっと甦ってきたからです。指輪の約束も直接的な場面は見せずこれからそうなる であろうと充分に予想できる演出だったのが余韻を感じて良かった。

 

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