終末の過ごし方
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概要

メーカー Abogado Powers
発売日 1999/4/9
原画 小池江里加
シナリオ 大槻涼樹
CAST なし

 

キャラ別感想

□宮森香織
ある意味主人公と同じことを考えていた。傷つけたくないから触れない、しかしそれが お互いに傷つけてしまうことになる。終末という状況でなければ気持ちの確認は出来な かったのかもしれないけど、やはり最後に走って想いを伝えるシーンはすごく好きです。

□大村いろは
ペースメーカーだとか少しいきなりな設定で戸惑ったけど、彼女との問答は楽しめました。 結果が同じでもそこに至るまでの過程が違う。その結果がすぐそこに迫っている死という のがポイント。どう生きるかではなくてどう死ぬか。攻略し終わった後の、彼女が約束を する場面は印象的。

□敷島緑
何かを失うことの悲しさよりも、欲しいものが手に入らないまま終わる悲しさの方が 大きい。これもまた、人類が平等に死を迎えるという極限の状態でなければ、多分緑は 自分の気持ちを押し止めたままだったのだろうなぁ。

□大塚留希
大人。知祐と多弘が少年と呼ばれるのは無理もない。失恋なんてどうせ終末で直ぐに 吹っ飛んでしまうのだから新しい恋をしてもいいか、という考え方はこの人らしい。

□瑞沢千絵子
緑と同じように、自分の今出来ることをすることで終末のことを考えないようにしていた。 つまりは逃げていた。重久さんにもっていかれたけど、年の差があったので結構興奮します。

□稲穂歌奈
もしかしたら、終末に対して一番反応がまともだったかもしれないキャラ。確かに別れは したくないものです。このキャラを攻略していて思ったけど、このゲームお祖父さんが 改定する前なのね。美少女ゲームで高校という単語を見たのは久しぶりでしたから。攻略 シーンは背徳感がありました。

 

まとめ

どのキャラも攻略するのが終末という状況が作り出したもの、という気がして強引さが ありました。みんな数ヶ月前から顔見知りなのに、プレイ期間が最期の一週間なのも残念。 絵は好みだし、キャラの性格もありきたりに見えるけど、世界観の影響なのかそれでも おとなしめに見えるのが好感。プレイしていても、楽しいなぁとか、いいなぁとか、では なくて終わった後に何か考えてしまう、そんなゲーム。状況設定や、その状況下で自分の 気持ちをどう伝えるか、何となくそれが最彼に通ずる部分も。ただ、似ているというわけ ではなく、醸し出す雰囲気が同種に感じる程度です。本当に感想が書きにくいなぁ。もう、 ゲーム名の通りだったということで。HPのキャラ紹介を見ると、ほとんどシナリオ展開に 響く性格設定だったのね、と気付く。(男も女も含めて)全員メガネというのが潔し。

 

2003/10/26 Sun.
修正 2003/10/27 Mon.

 

プレイ感想記

2003/10/24 Fri.

内容は題名のまんまですね。期間は一週間と短め。世界の終末が確定(?)していて、それ までの間にどう考え暮らしてくのかを物語として見ていく。保険医と陸上部員は主人公が 攻略するわけではなく、他の4人のうちの誰かを攻略するというあまり見かけないタイプ。 とりあえず、最初は元恋人の宮森香織で行きました。何というか、全編を通して悲壮感は 無く、ただただ余韻に浸っている感じ。淡々。最後の瞬間を宮森と一緒にいたいと思い、 彼女が去っていく前に彼女の家まで走っていく、そしてこれから死ぬとわかっていながら それでも今まで言いたくても勇気が無くて言い出せなかった言葉を、彼女に告白しその まま終わる展開は何といいますか鳥肌が立つような感じでした。攻略シーンは、私この人 の絵はかなり好きで、色使いも合っていてとても煽情的です。それにヒロイン全員が メガネ着用しているのが良い。パラダイスったらパラダイス〜。毎日放送されるDJもまた イカス。ああ、こんな単純な言葉しか出てこない自分が情けないなぁ。このゲーム、 直接的に訴えてくるというより、心情的に訴えてくるので感想がとても書きにくいです。

 

10/25 Sat.

フルコンプ。少しボリュームが足りなかった。先にメインヒロインをクリアーした のは失敗だったかな〜。彼女が一番クライマックスが大きかったので。他のキャラの エンドはあっさり風味でした。これはこれで好きなのですが。

 

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