水月&みずかべ
プレイ感想記へ

 

概要

発売日 2002/4/26
メーカー F&C・FC01
原画 ☆画野朗
シナリオ トイノケダイスケ
CAST なし

 

キャラ別感想

□牧野那波
最後の、主人公と幸せそうにしている那波も好きですが、それまでの不思議系が入って いる那波も勿論いい。ストーリーに振り回されて、主人公が那波を好きになる過程を じっくり出来なかったのが残念。

□琴ノ宮雪
本当に何でも出来るメイドさん。主人公の命令とあらば文字通り何でも。彼女の優しさは 胸に染みます。キリリとしている人かと思うと、意外と抜けていたりお茶目度が高かった りするのがポイント。

□宮代花梨
チビっ子三人娘以外のルートだと必ずストーリーに関わってきて、花梨ルート以外のもの でも、より違った新しい面を発見できるのが彼女の凄いところ。雪さんとは違った意味で、 彼女の遠まわしな、時には直接的な、気遣いがよい。性格もわかりやすいしね。すぐ嫉妬 したり。和泉ちゃんが町を出て行った後の変身にはやられました。普通、気の強い娘と いうのは実はこういう可愛らしいところもあるのだよ、というのが定番なのだけど、花梨 の場合は反対で、本当はおとなしいほうなのに主人公のために昔のイメージのまま気が 強い娘を演じていたというのが新鮮で見事にKOされました。是非弓道着でも攻略したかったな〜。

□新城和泉
那波と同じで、主人公が彼女を好きになる過程が少しあいまいだったかなぁ。花梨の シナリオの長さと比べると物足りなかったのが残念。せっかく女のバトルを展開するの だから同じくらいの長さが欲しかった。

□香坂アリス・香坂マリア
わざと一緒に感想を書きます。この2人はお互いがお互いを気にしているので、どちら かの行動がそのままもう片方の反応となって、それを見るのが楽しかったからです。 アリスを攻略するまでは、好意を持って主人公を慕ってくるマリアの方に自然と傾いて いましたが、実はアリスもマリアに負けず劣らず、いや純真でなくなった分余計に、 甘えん坊なので(但し主人公限定、ここがまた面白い)、双子ルートをクリアーしている ころにはアリスを好きになっていました。マリアの評価が下がったわけではないのだけど。 両方をじらすようにしたり、マリアばかりにかまっていると、アリスが膨れっ面になる のが最高。そのくせアリスにかまうと恥ずかしがって主人公を直視できないのが可愛い。

□大和鈴蘭
紐の前後をもっと練りましょう。

 

まとめ

キャラで一番良かったのは断然花梨ですな〜。定番な性格で固めつつ実は、というのが ポイント。シチューも客観的に見れば純愛としては並の下くらいなのだろうけど、会話 だけでここまで威力があるとは。私にしてはセリフで撃沈されまくったのは珍しいです。 攻略シーン外ならわかるのですが。主人公の状況説明でもなく、単に声を出し合うもの でもなく、会話が中心になって進行していくのが良かったのかなと。他に良かった シチューといえば雪さんと双子ですね〜。雪さんは言わずもがな聖水が、双子は2人同時に 愛しそして2人から同時に愛されるのがよい。何度も言っていますが、絵とCG彩色と アングルが猛烈にはまっています。Canvasのときとは段違いですね(別にCanvasが 駄目だったというわけではないですよ)。ストーリーの疑問を今さらここで書こうとは 思いませんが、出来れば主人公が記憶を失う前の話をもう少しやってほしかったかな。 今回感想記でグダグダと疑問や考えを書いたのは、普段の私だったやらないものです (やるとしてもあれほど意味なく長くはやらない)。私のスタンスは世界観や設定はわかる人 がわかればいいのでは、というものなので興味があったら気にする程度です。それよりも 優先すべきはヒロイン攻略なので。しかし、このゲームはそのストーリー設定がヒロイン の設定に関わるのがかなり多かったのでどうしても考えてしまいました。後、私がこの ゲームを好きになってしまったというのもあるかも。ただ、考えても本編の言葉を借りれ ば無限退行であり、事象の連続性であり、水月であるから(この辺の概念説明は読むのは 楽しくても考えると頭が痛い)、いつもどおり物語を楽しく出来るエッセンス程度と考えれ ば良かったと今は思います。

(追記)
みずかべのまとめ。何といっても那波とのラブラブぶりでしょう。本編の花梨とも勝る とも劣らないものでした。本編の那波を知っているからこそのギャップがあるからという のもありますが。欲を言えばもう少し花梨との修羅場を見せて欲しかったかな。結構 主人公がいないところで話した、みたいな描写があったのでその辺りとか。透矢の周囲の 関係はほとんど固定的でみんながみんなお互いをわかっているから、こじれても変に納得 するところがあるのだよね〜。だからこそ、みんなの前で那波との交際宣言を告げた ときに、花梨が泣き崩れた時の透矢が抱きしめようとしたけどそれはもう出来ないと いった描写はすごい良かったけどね。花梨がもう少し早く自分の透矢に対する気持ちが、 単なる好意ではないと認めていれば面白い展開になったかも。シチューのほうは感想記に 書いてあるとおり予想以上に文句無し。2回目が新CGなのに既存CGだった1回目よりも 短かったのが残念だったけど、やはり愛あるシチューは美味しいですよ。双子のほうは、 ストーリーは結局よくわからなかったなぁ。実際エンディングは本編の双子ENDの後日談 ぽかったし。ただ、こちらもシチューが良かったのでいいのですが。全体的に、水月の 設定(涙石とかマヨイガとかナナミさまとか)はまったくない話なのに、変に学園コメディの ような底抜けの明るさまでは行かず、那波の性格が違かかろうが水月らしい雰囲気でした。

 

2004/1/8 Thu.
追記 2004/9/14 Tue.

 

プレイ感想記

2003/12/25 Thu.

ようやく今回の積みゲー処理の本命の一つにまで辿り着けました。予定より2ヶ月遅れま したが。なんとか今年中にクリアーしたいところ。まだ始めたばかりで、最初の選択肢が 出たところまで。

 

12/26 Fri.

攻略ページを見ると、和泉、花梨、双子、雪、耶波、の順でクリアーした方が良いとの ことで、雪さんと那波は明らかにストーリーの根幹に関わってきそうなので、もとより後々 に回す予定でして、とりあえずは双子を目指しています。それにしても、長い、予想以上 に長いです。私の読むスピードのせいかもしれませんが、やっと、教会で双子がじゃれ 合っているところまでいきました。この双子との会話はマリアとアリスのコンビが見た目 どおりで楽しいですね。
攻略シーンはまだですか〜。雪さんの寝巻き姿が意外なのとあまりにも可愛かったので 驚きました。和泉ちゃんは出て行ってしまうし、花梨や庄一との友情はピンチになって いるし、最早記憶を無くしている主人公の救いはマリアちゃんとアリスだけですな〜。

 

12/27 Sat.

民族学、日本神話、土地信仰、ときて果ては魔女ですか。この辺りの話は別に嫌いでは ないし、寧ろかじると面白そうですが、そんなことより早く攻略したいのですが。 でも、CGは本当に綺麗ですね〜。

 

12/28 Sun.

双子クリアー。待った甲斐がありました。初めはマリアちゃんを攻略。体に水着の日焼け の線はくっきり残っているは、まな板だは、牌版だは、で鼻血が出そうです。その上、 子供が欲しいと来たもんだ。こう言われて燃えないわけにはいきません。普段の性格 からは想像もつかないほど積極的で、しかも甘えん坊なところはそのままですし。 次はアリスを攻略。体に水着の日焼けの線はくっきり残っているは、まな板だは、牌版 だは、で鼻血が出そうです。その上、マリアちゃんと同じで普段の強気な性格とは まるっきり正反対。かなりの恥ずかしがり屋。攻略中はどんなに強気に出ても、直ぐ 主人公の言葉や行動に弱められるのがツボ。マリアちゃんと違って、血の描写が濃かった ので拍手喝采。痛がり方も一つ間を置いてからの絶叫、ともう辛抱堪りません。正直 アリスルートは、どうしてマリアちゃんがアリスと主人公を取り合う展開にならかなった のか不思議でならなかったし、二人ともシチュー自体は短くてテキスト表現も少し弱め だったので、物足りないといえば物足りなかったのですが、そのようなことは姉妹丼で 全て吹っ飛びました。体に水着の日焼けの線は(以下略)。同時に攻略するとのことで、 どちらかをかまっているとどちらかが嫉妬していまうという。特にアリスの嫉妬は 可愛いの一言。お姉ちゃんの立場は辛いですね〜。こういう場面になると姉妹の位置が 普段と変わって、アリスがまったくの奥手になるのが良いのです。止めはサンドイッチ。 どちらかを先に攻略することができないから、初めは3人一緒でという考えにはやられ ました。これほどうまいサンドイッチは今までの中で一番でしょう。欲を言えば、その後、 どちらを先に頂くかの選択肢が出て、選んだ順番によってシチューが変わったりすれば、 もっと良かったのですが。絵は勿論のこと、彩色も雰囲気に合っているし、何より構図が どれも非常に魅力的なのがグッド。

 

12/30 Tue.

和泉ちゃんのシナリオ進行中。途中まで花梨と共通なのでそこまで進めてやめる。本当は もっと進めようと思っていましたが、疲れが溜まっていたのか気付いたら数分間落ちて いました。仕方ないので無理をせずここで就寝。

 

12/31 Wed.

和泉ちゃんシナリオ修羅場一歩手前。かなり早めに攻略が出来て驚きましたが、どうやら まだまだ一波乱ありそうな展開です。和泉ちゃんシナリオを進めているはずなのに、 何故か花梨に気が向いてしまうほど可愛くなったので、とても不思議に思っていたのです が、そうは問屋が卸さず。な、なんと和泉ちゃんに花梨とのデート現場を見られるとは な〜。正直驚きました。同時にこの後の展開がとても気になるもので、時間も遅めだった ことから最後まで見ずにわざとここで終了しました。自分でやっておいて何ですが、 アニメの終わり方みたいです。そうえいば、純愛ゲーでスク水のシチューはもしかして 初めてかもしれません。

 

2004/1/1 Thu.

和泉ちゃんクリアー。思ったほど修羅場になりませんでしたね。もっと大喧嘩するかと 思いましたが、花梨が途中で昏睡状態になってしまったので自然としぼむ。どうして、 舞が失敗したのかわからずじまいだし、失敗しただけでどうして目を覚まさなくなった のかもわからないまま。那波が関係したらしいですが、詳しいことは彼女のシナリオを やらないとわからないかな。告白してくるときに自分の素直な気持ちを伝えるために、 髪を下ろして眼鏡を外してくるのは、私にとってリーサルウェポンですよ。でも、惜しい ことにこのシーン意外に和泉ちゃんシナリオ自体それほど強い印象がなかった。主人公が、 能動的でないしかなり最後の方まで本当に和泉ちゃんを好きなのか迷っていたので、 付き合いだしてからもどうも恋人同士の関係に見えず、主人公がどうして和泉ちゃんを 好きになったのかの描写が弱かったな〜。和泉ちゃんの方がこちらの考える隙を与えない くらい気持ちをぶつけてきたというのもあるかもしれませんが。それにしても、本当に CGの構図は良いです。時間は短いし攻略中のテキストは弱めですが、これでかなりカバー していますね。2度目のときのリボン、ニーソックス装着済みのシチューは、完全にCG だけで腹八分はいけました。
続いて、花梨を途中まで進める。具体的には試合前のデートに誘われる所まで。こちらは、 花梨の性格が自分の気持ちを素直に伝えられない(和泉シナリオを見ているとそういう 性格なのではなく、彼女に遠慮してわざと抑えているのがわかりましたが)もので、つい 本音が出てたり庄一にからかわれてもそうまんざらでもない様子を見ると、ついつい 笑みがこぼれてしまいます。主人公も花梨を意識している描写がわかりやすい。

 

1/2 Fri.

花梨クリアー。甘々〜。甘すぎて甘さを感じるのが麻痺しそうなぐらい甘い話でした。 和泉ちゃんとの修羅場も、こちらのシナリオの方がはっきりしいていたし、花梨が どうして昏睡状態に陥ったのか、そしてそこから助ける過程も、わかりにくかった和泉 ちゃんシナリオのときと違い、花梨に関わることだけを中心にして展開してくれたので、 わかりやすかった。マヨイガの説明やナナミ様の世界・存在など少しずつ物語の背景設定が 出てきましたね〜。雪さんの存在もどういうものか何となく答えが出たような気も しますし。より詳しいことは雪さんと那波のシナリオまでお預けかな〜。シチューは ここまで甘くやってくれると、薄いとか濃いとかの問題ではなくなってきますね。勿論、 大満足ということで。まだ花梨が変身するまえに、和泉に対しての焦りや自分に自信を つけるために行おうとしたけど失敗。試合でまた失敗したことをきっかけに変身して、 海岸デート、和泉ちゃん帰還、そして2回目の攻略挑戦への流れは気持ちを乗らせる のには充分過ぎるほどの展開でした。肝心のシチューはもう二人とも初なので、ぎこち ない、慣れていない、何が良いのかわからない、と硬直ぶりからきて、段々と感じが 掴めていくのが良い。このゲームは攻略中のテキストが弱めといってきましたが、今回 だけは異質。状況説明より明らかに会話が多くて、しかもどれもこの二人の性格を反映 したもので、いつもの幼馴染の楽しい雰囲気と、その二人が行うという恥ずかしさと、 普通の好き合っている男女の馬鹿さ、がうまく混ざり合った究極に甘い会話でした。 花梨が主人公のことを想って1人慰めていた話から始まり、花梨ママ、犬、リバース96、 そして頂く前後まで、その行為に没頭するのではなく必ずその段階に入る前、最中、 終了後と途切れなく会話が入って進むので、はっきりいってそれらの会話だけでもう頭が おかしくなりそうでした。花梨の仕草、一つ一つのセリフがまたいい。本当は自分に自信 が持てなくて、主人公に喜んでもらえるかどうか不安なのに、そのそぶりをあまり見せ ようとしない(時々本音として出てくるのが良い)。主人公に先へ先へと段階を進ませる ためにわざと(全てわざととは思っていませんが)誘惑したり挑発したりして、主導権を 握ってまるでお姉さん系のような余裕のある態度をしておいて、いざ証を受け取ろうと したときに、それまでの余裕が消えて、主人公のためとはいえやはり怖くなり勇気が 出なくて、いくじがなくて、いつも肝心なところで失敗して、ゴメン、とそれまでの態度 が実は我慢をしていたもので泣きながら連呼してくるのは卑怯でしょう。その後の主人公 の言葉が、普通に聞いたらあまりにも汚いものなのに、花梨への愛情たっぷりでそれを 聞いた花梨が納得するという展開もグッド。花梨自信が行為自体におおっぴらな性格 なのか(余裕を見せていたのもあるだろうけど、それにしても地は積極的と見えます)、 痛がる娘を云々できるのは今回だけだよ、とか、たくさん練習して慣れておかなくちゃ、 とか、かなり過激な発言もあって(発言が過激なのではなく花梨が言うとは想像も つかなかったという意味です)、主人公の最後の一線を越える躊躇を取り去るのには その巧みさに素直に脱帽します。しかも全てそれが主人公のため、主人公が相手だから というのが、やられるのですよ。ここまで私は(告白のときとかはありますが)攻略中の セリフでやられるのは滅多にないのですが。
特に一発昇天したのが次のセリフ。
「…思いっきり抱きしめて。どんなに苦しくても、私がキミから逃げられないように。 本当に私のことが好きなら、泣いても暴れても、離しちゃ駄目。最後まで、して」ですよ。
別にこれだけのセリフなら、そうですかぁでは頂きます、となりますが、ここまでの シナリオ展開の積み重ね、花梨の(表面的に作っていたものと本当の)性格、そして花梨が どれだけ主人公のことを思い続けていたのかを知った後に、これを聞かされたものだから、 危うく泣きそうになりました。男の方からこういう類のセリフ(例えて言うなら単純に、 おれはおまえを離さない、のような)を言うのならわかりますが、相手が言ってくるから また涙腺を刺激します。EDが終わった後にご褒美が待ち受けていたことも嬉しい限り。 終了後に花梨が、人のお○○○見て喜ぶなんて信じられない、とおっしゃっていましたが、 スイマセン喜びました。アリスはフォローがやけにあっさりしていたし、和泉ちゃんは CGは良かったのに何にも言及せずにフェードアウトしたので、物足りなかったのですが、 今回はバッチ・グー。ようやく擬音もついて、何より色染みたのがやばいくらいにハイ テンション。花梨は恥ずかしがっていたけど、主人公もそれで興奮したし、実は花梨も それほど嫌ではなかった、との心境を聞いてダブルパンチでした。どの攻略CGも 相変わらずアングルが最強。

 

1/3 Sat.

鈴蘭クリアー。微妙だな〜。いくらなんでも短すぎます。CG4枚も使ってあっという間 だったのが痛い。小さい娘を攻略しているという背徳感くらいしか楽しみがありません でした。紐も確かに貴重な体験なのですが、その後があまりにもあっさりしすぎ。この 主人公は鈴蘭を攻略することに興奮していると述べていても、そんなやっつけ仕事みたい だと私は単なる傍観者にしか過ぎない。思えばこの主人公今まで全て自らが何かを仕掛け に積極的になるタイプではないのだよね〜。だからか、鈴蘭の笑顔にやられて受動的に 行うからどうも気持ちが乗らない。大体奨学生相手に正攻法で行くからつまらない。 何もわからない相手に対して自分1人がよろしいことをしてを意味ないでしょう。 この純粋無垢さを逆手にとったシチューが欲しかったな〜。 但し、このゲームをお祖父さんに通したF&Cは賞賛に値します。偉いです。

 

1/4 Sun.

雪さんシナリオ進行中。この人主人公と同い年だったのですね。それにしてはやけに大人 びているな〜。主人公のベッドが雪さんの匂いで包まれている理由も判明。主人公も 見ていないでそのまま部屋の中に入る選択肢でもあればいいのに。空飛ぶウサギと風船の 話は、雪さんでないと考えられないほど面白い話でした。主人公は雪さんに会話では 中々勝てないときもあり、時々立場が逆転すると、雪さんがまったく成す術なく恥ずかし がってしまうのも見ていて面白い。家政婦とメイドさんの間には、雪さんの中で譲れない 一線があるらしい。

 

1/5 Mon.

雪さんクリアー。解釈が難しいな〜。結果としては、主人公がマヨイガに到達することが 出来、これからそこでずっと雪さんと暮らしていく、と考えて良さそうだけど、わから ないのはどうして急に雪さんがマヨイガに飛んでいったのかということ。話を聞いて いると雪さん自身の意思ではないようだし。常々世界に連れて行かれそうだと思っていた こと、主人公が昔雪さんに言ったセリフ「雪ちゃんなんかいなくなっちゃえ」というのが、 揃ったからこういう現象が起きたみたいなことを主人公は言っていたけど、主人公はその 言葉を思い出しただけで別に雪さんがいなくなったほうがいいと思っているわけでは なかったのになぁ。途中からどれが現実でどれが夢なのか混乱しました。雪さんがいた 世界が現実なのか夢なのか、最後に花梨や庄一に止められたときは一体どちらなのか。 まぁ、主人公にとってみれば雪さんのいる方が現実なわけで。この辺りの庄一の説明、 見ているものが同じでもお互いどう認識しているかはわからないの件、は素直に共感でき るものでした。花梨が舞に失敗したときが初めて現実と夢の区別がつかないほど、リアル だったわけだけど、どうして主人公はそういう体験が出来たのかも謎。みんなが雪さんを 知らなかったことになっているもの同じ。ナナミ様が和泉ちゃんや花梨ルートで、夢は 見過ごした可能性、みたいなことを言っていたので、那波をクリアーすればわかるかなぁ。 そういえば、主人公が子供のころ名前をつけた風船ウサギのゆきと雪さんの関係も結局の ところ何だったのだろう。私はナナミ様が雪さんを生んだと踏んでいたのですが。両親は 本当にいたようですし、そもそもどうして山ノ民だから、雪さんがマヨイガに連れて行か れたのかという最初の疑問に戻ってしまう。このきっかけさえわかれば後はどうにでも 解釈できそうですが、ここでつまずくのでどうしても疑問だらけになってしまいます。 2度も、しかもテーマは同じ風船ウサギで花梨が回想してくれて、少し違う話を夢のなかで 聞いたのはどうしてだろう、とか、親父が雪に何かあったときの手がかり、つまり机の 引き出しの鍵も見つけないまま、とかこれ以上挙げたらキリがないので、そろそろ シチューの感想でも。ようやく私の求めるものが来ました〜。やはり聖水は飲んでこそ ですよ。立ちながらシャアというのもポイント。今回は他のキャラと違い、前後関係をきちんと やってくれたのでここだけで御飯3杯は軽くいけたのですが、まさか2連ちゃんでくる とは。雪さんやるな〜。血と聖水と赤ちゃんの素と雪さんのソレとの混じり具合がイカス。 主人公のベッドでこっそり行っていた時も、実はわざとドアを開けていたというし、 本当にはしたないメイドさんです。大好きですが。山ノ民は汗をかきにくいから量が 多いらしいので、これはもしかすると那波の攻略も期待できるかも。そうそう、雪さん を探している過程で花梨とくっつくENDもあって、夢の中で花梨をとるほうではなく、 最後のマヨイガへ行こうとしたときに花梨と庄一が止めに来た時に、花梨が感情を爆発 させて主人公に告白したのを見ることが出来て得しました。花梨ルートのときですら、 そこまで直情的に気持ちをぶつけることはなかったのに、どこもだれともそれこそ存在 すらしていない主人公しか認識できない人(と花梨らは思っているわけだけど)に、主人公を とられたくないという思いが伝わってきて、この娘は本当に魅力あるキャラクターだと 思います。

 

1/6 Tue.

那波シナリオ進行中。ナナミ様になっているときは、那波は覚えているのか無意識なのか まだわからない。那波自身は覚えていないといっているけど、素直には信じられません な〜。途中、膝枕をしてもらっている夢を見ていたときかな、事故から初めて目が覚めた ときに雪さんの名前を忘れていて雪さんの名前を教えらたときに、「今度は絶対忘れない」、 と主人公が言ったセリフを何故だか思い出していて、このセリフが今後どうシナリオに 関わるのかは置いといて、これを見て、そういえばどうしてこんなセリフを言ったのか 初めてプレイしたときに妙に引っ掛かったのを思い出しました。雪さんルートを進んで いたときも、どの辺だったかは忘れましたが、記憶を失ったことと雪さんの存在とに関係 があるような様子がありました。もし那波をクリアーしてもわからなかったら、もう一度 雪さんシナリオをやった方がいいかな〜。

 

1/7 Wed.

那波クリアー。駄目だ、余計に混乱しました。今回はかなり支離滅裂に書き殴るかと思い ますので、雪さんの感想のときの二の舞を踏まないように先にシチューの感想でも。 予想以上に短かったな〜。最後の1日なのだし、あれだけ盛り上げといたのだから、もう 少し密度のあるシチューを期待したのですが。今回はアングルよりCG彩色が良かった です。那波の部屋に入る月明かりがいい雰囲気を出していました。ラストの展開には 驚かされましたね〜。いくら、前に2人で恋人同士になっている夢を見ていたからとは いえ、那波の性格がそれに近いくらい、今までの那波とはまるっきり正反対で積極的 だったので。どうせなら、ここから新しい章が始まって花梨との三角関係に持ち込んで くれたら面白かったのだけど。いやでも、本当にこの2人は惹かれあっていたのですね〜。 一番おいしい再会ではないですか。当人同士は覚えていないのが少し悲しいくらいで。 那波と恋人同士になってからのいちゃいちゃぶりは、ナナミ様が出てこないので、 花梨のときと負けず劣らないくらいの甘々ぶり。それを楽しむ期間が少ないのが残念 でしたが。

で、ここからはわかったこと、わからなかったことのまとめ。
はっきり言って長いし、見難いし、論理的でないので読まない方が良いです。

花梨が舞を失敗した理由はわかった。要は舞をするときに降りてきたナナミ様を那波の 方に牧野父が降ろしたと。でも、それはわかっても、そのあとどうして花梨の意識が マヨイガに吹っ飛んだのかがやはりわからない。自分の存在が希薄になったからかなぁ。 それと、雪さんの正体は結局ははっきりせず。那波が牧野父と主人公の願いで生まれて しまったものということは、普通に考えれば主人公がママの代わりでも頭を撫でてくれる 優しい人がそばに欲しいと願ったからかな。それだと、どうして親父が雪さんを連れて きたのかがわからない。両親のことを知らせないようにしたのは雪さんが山ノ民と気付 かれないようにだとは思うけど。そもそも、こちらの世界に存在してはいけない山ノ民が どうして存在しているのだろう。あ、涙石の力か。けど、ならどうして雪さんはあちらの 世界に連れ去られる力が常に働いていたのか。こちら側の世界の調整力とか。ふ〜む。 話は少しずれますが、雪さんがどうして急にいなくなったのにみんな気付かなかったの かは、那波の話を聞いて何となく納得。私は誰彼が世界から消える、というのを題材に したものをあまり触れていないので、例えが同じ美少女ゲームのONEしか出せませんが、 あちらは浩平が消えたあとヒロインを抜かしてみんな覚えていない状況になっても主人公 視点から段々と消えていく過程をやってくれていたのでそれほど違和感はありませんで した。ところが、水月はこれに夢を見ることが加わるし、消える人の視点から物語が進む わけでもないからどうもわかりませんでした。浩平が消えたのは浩平そのものが永遠に 行ったからで、水月で雪さんが消えたのは雪さんが消えたのではなく、主人公が雪さんの いない現実に入ったからではないかなと。確か本編でも主人公が、どちらかというと僕が 神隠しにあったほうか、と言っていた気がしますし。 で、キーはやはり「雪ちゃんなんかいなくなっちゃえ」というセリフっぽいですね。 那波の話を聞いていると、夢の出来事は全て繋がっているらしいし、主人公はそうは 思ってなくてもそう願ってしまった事実を思い出した、というより認識した瞬間にそれが 叶っている現実に飛んだ感じ。まぁ、これだとどうしてせっかく雪さんと結ばれた日に、 あ、でもその前から断片的には思い出していたし雪さんがいなくなる夢は見ていたか、 いいや、どちらにしても何でこのタイミングなのかという疑問は残りますが。でも、 そう考えると、他のヒロインのルートを進んでいる時にいつの間にか雪さんの存在が 主人公の在る現実からいなくなっていることもわかる。いつも、主人公は疑問にも思って いなかったので、おかしいなぁとは思っていたのですが、つまりは他の娘と一緒にいる 現実を強く選んだからでしょう。花梨ルートでマヨイガでナナミ様と話しているときにも、 私でなくてもあなたの隣にいつもいましたよ、でもその人はもう役目を終えて消えて しまいました、のようなことを言っていたはずですし。雪さんがいるのは主人公が望んだ からで、他のヒロインを自分の隣にいることに選んだのなら、雪さんはどう頑張っても 2番手ですからね〜。こう考えれば、一番初めに病室のベッドから目を覚ました主人公が、 雪さんの名前を聞くときに雪さんに「今度は絶対忘れない」と言ったのも頷けます。確か 雪さんのほうからも、今度は忘れないで下さいね、みたいなことを言われた気も(確かめて いないので間違っているかも)。で、次は今回の那波の話。正直、まともにテキストを 読もうとすると頭がおかしくなりそうですね。雪さんのときとは比べ物にならないくらい 夢と現実を行き来する(この言い方自体このゲームではもう違うのだけど便宜上使います) ので、もうどれがどれだか。七波とナナミのときの話も見るから余計に。一番わからな かったのは、最後のマヨイガの舞台と那波の部屋で結ばれた時は現在だったのか一年前 だったのか(ああ、本当はこの疑問も意味ないのだろうなぁ)。那波と初めて出会ったときが 一年前だというし、死んだのも一年前。記憶喪失になる前の空白の1日があって、その ときは今回のところまで辿り着けなかったと言っていたから、・・・うがぁ。これだと 記憶喪失になった時点すらあやふやになってきた。大体どうして那波の寿命がもう少し という時期に、那波が死んでいる方の可能性を進行させるのだ。ややこしい。花梨から 聞かされたときはさっぱりでしたよ。那波がよく極論めいたことを言っていたから、 私も極論を言いますが、途中から「歌月十夜」の世界観を思い出したら案外わかりやす かったり。あれは、レンが志貴に夢を見せていたわけで、その世界とは全ての可能性、 これから起きることもまだ起きていないことも既に起きたことも、全部一つの世界に 内包させていたのだよね確か(解釈間違っていたら指摘お願いします)。それが、水月の 世界ではそのまま当てはまると。かなり強引な考えですな〜。でもそうとでも思わないと マジでわからないままだし。那波が本編でもパラレルではないと言っていたので。 少なくともこういう世界になったのは主人公が記憶喪失になってから。あ、それともママ に願った時からか。いや、でも夢見の力は世界がわからなくなったときに出るものだから やはり記憶喪失のときからか。あれ、でも那波とはその前から知り合いなのだよな〜。 けど別に世界そのものはそうなっていて、それをわかるようになったと考えるのが妥当か。 だから、那波が死んだ現実で、花梨が同じように舞に失敗して(あれ、今気付いたけど どうして那波が死んでいるのに舞に失敗しているのだろう、とりあえず無視)そこから意識 が戻った時に弓道場で花梨が夢の中で主人公と一緒に弓を引いていたとあったけど、 多分これは花梨ルートの可能性を見てきたということだよね。違うかな。七波が海で 散った可能性もあれば、生き残ってナナミに会いにいけた可能性もあったし、図書館で ナナミが降りた那波を抱く抱かないの選択肢でトゥルーとバッドの別れ道になるのも 可能性。というより、このゲームをしている限り、一つ一つの選択肢を選んでいくこと それ自体が既に無限の可能性のなかから一つ現実を選んでいることになるのか。考えすぎ。 自分アホくさ。記憶喪失から始まるのもリセットというかまた違う可能性を見るためです かな〜。せめて、(ありきたりだけど)クリアーしていくごとに何かしら世界に変化があれば まだ納得できたのに。そういえば、主人公はどうして記憶喪失になったのかなぁ。那波を 助けるため、もしくは雪さんのほうか。マヨイガの写真を持っていたということは、 記憶喪失になる前に何かしらを掴んで行ったということでしょう。失う前は雪さんが 山ノ民だと気付いていたし。ああ、それと、マヨイガが山ノ民の世界だというのはわかる のだけど、どうして大陸の人間であるナナミ様が山ノ民の巫女になっているのだろう。 あれか、天の岩戸の中で荒ぶる神に触れたからか。勝手に解決。鈴蘭にカエルの髪飾りを つけてもらったシナリオがあったけど、あちらだと七波は最期に会えなかったよう。 雪さんの感想のときも述べたけど、結局親父さんが主人公に教えていた鍵の在り処と それで開けられる引出しの中身は何だったのだろう。ついでに和泉ちゃんが見つけた 海底神殿みたいな場所も。

とりあえず、こんなところでしょうか。本当なら何度もプレイした方が絶対に良いの ですが、私は一度クリアーしたものは余程のことがない限りやる気が起きない性質でして。 攻略シーンだけは、回想を使ったり手前のセーブを使ったりして賄うのですが。 見てわかるとおり考察はド下手なので、素直に他の考察サイトに行って納得したほうが 楽なのはわかっていても、やはり一度自分の疑問点、解釈を吐き出しておいた方が良い と思いました。例に漏れず忘れるからです。 それは置いといて、余計なことは考えずに要はヒロインを攻略していくことに邁進すればよろしいという結論で。

 

5/31 Mon.

ここからは「みずかべ」の感想。舞台は那波エンド後と解釈していいのかな。ななみん モードが発動しているのを見ると。とりあえず1日だけやる。私的水月最強キャラである 変身後の花梨に匹敵するくらいの可愛さ。あの、にこ〜、とした笑顔には主人公同様 逆らえません。ただ、立ち絵が本編の那波と同じなので、表情が書き下ろしでも どうしてもおとなしく見えてしまいます。登校するときのCGから考えると、もっと、 そうだな〜、和泉と花梨を足して2で割ったような立ち絵が欲しかったなぁ。

 

6/1 Tue.

忘れていました。この作品が長いということを。ミニADVだからと甘く見ていました。 一応那波と恋人関係になるところまで進む(多分)。本編をなぞるような展開で、時々本編の 夢も見るので既視感が非常に強いです。那波の新CGもようやく見られましたが、やはり こちらの方が今の那波を表しています。立ち絵はどうも那波の性格に馴染みません。

 

6/2 Wed.

うむ、まだ恋人関係までは行っていなかったよう。花梨が和泉のときと違って、那波との 修羅場度が少し低めに感じます。主人公は相変わらず優柔不断。いや、記憶喪失のときの 方がまだましだったなぁ。本当の性格はこんな感じだったのか。

 

6/3 Thu.

ようやく那波を攻略しました。もうこの際主人公がいい雰囲気に流されたのかそうでない のか、優柔不断すぎで花梨との気持ちの決着はどうするのか、など細かいことは関係ない です。いくら私が遅めに読んでいたとはいえ、声なしで30分もかかるとは思っても いませんでした。前段階だけで半分以上かかっていたような。花梨のときと負けず劣らず のイチャイチャぶり。最初のころはほとんど口づけだけで粘っていたからなぁ。CGが本編 の使いまわしだったのが非常に残念でしたが、中身の性格が変わるだけでこうも印象が 違うものですか。お母さんごっこや、赤飯、赤ちゃんネタでは隋所に那波の優しさや いじらしさが見られて最高でした。シチュー自体久しぶりだったので大満足。

 

9/12 Sun.

約3ヶ月ぶりですか。もう、前回がどこで終わったのかも忘れてしまいましたよ。 私の大好きな花梨をここまで泣かせないと、那波と恋人関係としてみんなに認知されない というのが泣けます。ですが、そのあと那波の部屋で、それでも自分達の気持ちに正直に 行動した結果なのだから愛を確かめ合う、行為にはやられました。那波さん、やばすぎ です。慎重運転ごちそうさまでした。あと、どんなときでもフィニッシュブローを 忘れない山ノ民の習性は私の心の栄養剤です。でも、スタッフロールが出ずに終わった ということは、ちゃんとしたENDではないのだろうなぁ。

 

9/13 Mon.

攻略ページを見に行ったら、やはり昨日のはハッピーエンドではなかったようで。何やら、 ゲーム開始してから2番目の選択肢で既に間違えていたようです。スキップ使ってやり 直す。といっても、那波のほうはシチューは結局変わらず、エンディングがきちんと あってスタッフロールも入っているという形。問題は双子ENDのほうですよ。やはり双子 は強烈です。半端なパゥワーではありません。1回戦目は本編のCG使いまわしですが (テキストまで同じかどうかは覚えていません)、いいものはいいのです。細かいシチュー までは忘れていたので、逆に初めて見たものととして捉えられたのでまず満足。そして、 2回戦目。正直、あのアリスの髪型は立ち絵だととてつもなく違和感があります。ですが、 イベントCGになるとまったくそんなことを思うわけもなく、普通に可愛いなぁと思って しまう魅力。というより、アリスは攻略時には途端に普段の反応と正反対になるから、 それだけで最高なのですが。アリス優先といっておきながら、マリアにも随分かまって あげていたのが唯一の不満。このライターさん、1人に対しては呆れるほどのねちっこさを 発揮するのに、2人同時だとどうしてもどちらも中途半端な感じになってしまうのだよね〜。 アリスとマリアを公平に扱わなければならない、という物語上の展開だから仕方ないけど。 そのためか2人に対する透矢の行動とその反応も1回戦とそれほど変わらなかったのが 残念。一応今回はアリス優先の形だったけど、マリアにおあずけをしたわけではないし。 けれども、それを補って余りあるほどのCGの力は大きいです。アリスの体勢が やばいです。こちらを見つめてくる視線もやばいのですが。言われてしまうとオムツに しか見えません。ただ、テキストのほうもいつものこだわりはきちんと完備していて良い。 本編で唯一していなかったマリアのソレを思う存分堪能出来たので。 しかもアリスと揃って2連発とはやってくれます。がぶ飲みした透矢には天晴れをあげたい気分です。 出来れば、アリスのほうのを飲んで欲しかったのですが。マリアは普段はもじもじタイプ なのに、こと攻略になると途端に大胆積極だから多少の攻撃は喜ぶ反応をするのが少し 物足りない。その点アリスは普段と違って羞恥心が出てくるので、そういう行為を透矢に してもらっていたらどういう反応するのか(大体の予想はつくとはいえ)見たかったな〜。 マリアにかまっていて、物欲しそうに見ていながらいざ行為に及ぼうとすると恥ずかし がるアリスの反応が見ていてよいです。珍しく恥ずかしがらずにアリスから求めてくる シーンもあったけどね。マリアに取られたくないという気持ちからなら、可愛すぎて抱腹 絶倒悶絶必至。

 

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